ジャスティス会議#2:METAL JUSTICE TOKYOの2019年ライブ計画

「METAL JUSTICE MAGAZINE(以下MJM)」高崎“エディ”計三編集長とオーナー西村の対談第2回!今回は、METAL JUSTICE TOKYO(以下MJT)のもう一つの柱であるライブ招聘活動について、オーナー西村に聞いていきます。今年はどんなアーティストがやってきて、どんな展開になるのか?招聘予定のバンドのヒントも、特別に公開!

高崎 MJTでは、昨年はDESTRUCTION、DUST BOLTとライブの主催も始めましたよね。


西村 はい、自分でもMJT旗揚げ当初はまさか後にプロモーター業を始めるとは思ってもなかったです。


高崎 どういう思いから踏み出したんですか?


西村 思いというか、まずはきっかけがありまして、MJTを開始して間もない1月下旬に、あるお客様がこんな話を私にしてきました。「今、DESTRUCTIONがジャパンツアーをしたがっているが、どこのプロモーターも手を挙げないので、西村さんがやってみたらどうですか?」と。


高崎 ほう。


西村 そこで、その瞬間に頭の中をいろいろな物事が音速で駆け巡りまして、「なるほど、それは面白い」とピーンときてしまったんです。


高崎 ピーンときてしまったら仕方ないですね(笑)。そこからはスムーズでしたか?


西村 そのお客様がDESTRUCTIONのツアーマネージャーの連絡先を教えてくれたので、話があった日の夜に速攻でコンタクトしました。一方でハコの空きを調べました。そして興行目的に外国人を招聘する際は在留資格=ビザを申請しないといけませんが、幸いこれまで海外スポーツ選手を招聘してきた経験と実績があり、要領は分かっていたので、ミュージシャン招聘は初めてでもやればできるのではないかと思いました。


高崎 もともと関わっていた仕事が生きたわけですね。ただチケット販売など、本当に初めての部分もあったのでは?


西村 一般向けのチケット販売は一番登録手続きがしやすいチケットぴあでスムーズに実施できました。でも私があえてトライしたのはアナログな“手売り”でした。昨今、海外のコンサートで盛んに企画されている「VIPパッケージ」をMJT店頭で限定販売して、電子印刷のチケットではなく、記念品になる特別デザインのチケットを作りました。


高崎 絵柄やバンドロゴが印刷されたチケットは、昔は当たり前で、ライブまでの期間や終わってからも、それを眺めてニヤニヤしたものですからね(笑)。


西村 新人プロモーターとして他の老舗先輩プロモーターがやっていないこと、私自身がファンとしてワクワクすることにチャレンジして形にしたいというモチベーションを持って取り組みました。


高崎 なるほど!アーティスト側もそこまでやってくれれば、気持ちよく演奏できるでしょうね。当日の手応えはどうでしたか?


西村 DESTRUCTIONのときはライブ当日を迎える前に緊急事態が生じて、でもそういう局面で臨機応変に乗り切るのが自分の強みだと自己評価しているので(笑)、結果的にバンドとの信頼関係を築けたかと思います。DESTRUCTIONの舞台裏は別途まとめて発表したいです。バンドの熱演と、オーディエンスの興奮と幸せが入り混じった表情とリアクションを目の当たりにしたときの達成感が、ライブ当日の手応えとイコールだと言えます。


高崎 舞台裏、気になりますね(笑)。しかしその達成感は、プロモーターとしての立場でしか味わえないものですね。その後は若手のDUST BOLTも招聘されましたが、今後の予定もすでにあるんでしょうか?


西村 はい、今年は昨年以上にライブイベントを実現するつもりで動いています!


高崎 おお!ではここで第一弾発表を!サマソニに対抗して(笑)。


西村 まだ正式発表できるものは本日1月20日現在ありませんが、この場でできる限りのヒントは言います!


高崎 お願いします!前2バンドに続いて、やはりスラッシュ系ですか?


西村 はい、私はスラッシャーなので、ズバリ、今年もスラッシュメタルバンドはやります!


高崎 「は」ということは、それ以外も?


西村 ですね、新たな挑戦としてスラッシュ以外のジャンルもやるつもりです!


高崎 それは楽しみです!ではまず、スラッシュ系の方から教えてください!


西村 まずズバリ名前を出せるものは、ブラジリアン女子スラッシャー・NERVOSAです!今春に彼女たちの最新アルバム『ダウンフォール・オブ・マンカインド~人類滅亡~』の日本盤リリースをMJTレーベルとして準備していますが、"来日決定記念盤"とすべくスケジュール調整しています。当初は5月で話していたのですが、10月にNERVOSAの「Rock In Rio」参戦が決まったので、名を売ってから日本およびアジアに上陸しようと練っています。


高崎 おお~!NERVOSAは超パワフルですよね!西村さんはブラジルでライブも見られたそうですが、パフォーマンスはどうでした?


西村 パワフル&ブルータル!DESTRUCTIONとのカップリングをサンパウロで目撃しましたが、女性3人とは思えないアグレッシブさでオーディエンスから上々のリアクションを得ていました。「Rock In Rio」でファンを増やして、より注目も集まるでしょう。日本盤のライナーノーツは高崎エディ編集長に担当いただけるので楽しみです!


高崎 押忍、頑張ります(笑)。他の予定はいかがですか?


西村 ここからはイニシャルやヒントで(笑)。実は昨年、DESTRUCTIONとDUST BOLTの来日公演をプロモートして以来、海外メタルバンドからMJTへの“売り込み”が急増しているんです。その中には実に魅力的なオファーもありまして、1つは、初来日となるオランダのデスラッシュバンドと調整しています。


高崎 ほーう。もうちょっと詳しく教えてくださいよ(笑)。


西村 ズバリ、イニシャルは「L」です!


高崎 Lということは…Legion Of Doom?


西村 またの名をロード・ウォリアーズですね!って、それプロレスです!!!(笑)


高崎 違いましたか(笑)。初来日ということは若手ですか?


西村 それ以上はメタルマニアの方々のご想像にお任せします(笑)。でも、編集長の答えがかなりニアピンです!他にもスラッシュ系は動いています。


高崎 まだあるんですか!それは?


西村 ズバリ、“再来日”です!


高崎 おっ、もしかして「D」?


西村 イニシャルもまだ言えませんが、前回以上に“破壊”しまくっていただけるように、実現目指してバンドと話していきます。


高崎 うーん、全然わかんないなー(笑)。でも楽しみです! 先ほど少し出た、スラッシュ系以外というのは?


西村 私はよくアメリカに出張しますが、中でもロサンゼルスが好きなんです。いざLAに行けば連日どこかでメタル系ライブが見られるので。そんなLAの雰囲気を東京でも実現できないかなーと企んでいます。


高崎 お~、LA系ですか!で、どのアーティストを?


西村 逆に高崎エディ編集長はLA系で何が見たいですか?


高崎 最近のLA系では、スティール・パンサーは好きなんですが…(汗)。


西村 たしかに見たいですね。個人的にはCINDERELLAのトム・キーファー、ジャック・ラッセル's GREAT WHITE、KIXあたりが見たいですが、いつか招聘に動いてみたいものです。


高崎 で、実際に動いているのは…?


西村 あるLAバンドのリーダーとは会話を始めました。あと日本ではお馴染みなプレーヤーですが意外にもソロ来日公演をしたことないビッグネームとも話しています。


高崎 どっちも気になるじゃないですか!


西村 @MetalJusticeMag か @MetalJusticeTYO のTwitterのタイムライン上に、皆さんの予想を書き込んでください!さらに「今後こんなバンドが見たい」というご意見ご要望もありましたら、同様に書き込んでください!ちゃんと反応させていただきます!


高崎 いいですね!皆さんドシドシお願いします!MJTのライブ情報やアーティストの詳細もどんどんMJMで流していきましょう!


西村 高崎エディ編集長独自の切り口でよろしくお願いします!ちなみにTwitter上でたまに投稿する「●●が来日したら参戦したいですか?」の【リサーチ】は実際に話があるバンドについてメタルファンの皆さんの反応を見たいので、ぜひ積極的に反応をいただきたいです。


高崎 ですね!「こんなバンドは無理かな~」とか遠慮する必要はないので、ダメ元で(笑)ガンガンお寄せください!では最後に、今後のライブ招聘活動に向けて、改めてひと言お願いします!


西村 MJTが企画するライブイベントについては私なりのこだわりがあります。「このバンドをこんな小さなハコで見れちゃうの!?」というサプライズ感+ミーグリや限定グッズをパッケージにしたプレミアム感。憧れのバンドを間近で見て、メンバーと接することもできて、ファンのみなさんにとって一回のライブが一生の思い出になるように、私自身がファンとして喜べることを実現していきたいんです。


高崎 その気持ちがファンにも伝わっていることは、先日のDUST BOLTの時にもよく分かりました。


西村 ありがとうございます。そしてDUST BOLTのように、メタル界の未来を担う若いバンドを応援していきたいです。だからライブ招聘をするだけでなく、日本でのレコードリリース、マーチャンダイズ、ミーグリ、パーティー、インタビューなど360度でバンドをプロモーションできるように、この度「METAL JUSTICE MAGAZINE」というメディアを立ち上げました。METAL JUSTICE TOKYOはバンドとファンが交流できるリアルな場になります。高崎エディ編集長が今後、メディアとリアルの両方で“楽しいメタルライフ”を推進していきますので、とことん期待しましょう!


高崎 押忍!今後のライブもますます楽しみだし、MJMもよろしくお願いします! ありがとうございました!


※2019年1月20日収録

METAL JUSTICE MAGAZINE

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